• 一般社団法人 日本危機管理医学会

    Japan Society of Crisis Management Medicine

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    日本危機管理医学会とは

    人類の生存と安寧のためには、科学の成果は最大限社会実相に反映されることが望ましい。しかし実態としては、現状の維持が優先され科学的成果が示す道の選択が後回しにされることが少なくない。あるいは、必要とされる科学的成果が完全にあるいは黙殺されることすら頻回に起こる。

     

    2019年年末に端を発するCOVID-19のパンデミックは700万人以上に命を奪い7億人を超える感染者を出した。歴史に残る大惨事であったが、同時に我々人類に多くの警告と学ぶべき課題を与えてくれた。

     

    現在、日本国内には星の数ほど「学会」と称する団体が存在している。その上にまだ「学会」を設立する意味があるのか?

     

    COVID-19によるパンデミックがすでに過去のことになりつつある現在、まだ記憶が完全に消え去る前に、「科学・生理学を根拠に人類が直面するであろう危機の軽減、除去の方法論を探る学問分野」から社会に対して課題を提示することは意義のあることと考える。

     

    よって、2024年5月日本危機管理医学研究会は、一般社団法人日本危機管理医学会を設立した。

  • ご挨拶

    2020年11月に発会いたしました日本危機管理医学研究会は、2024年5月一般社団法人 日本危機管理医学会として改組いたしました。

     

    世間には、すでに無数の学会が存在しています。新たな学会の設立には日本危機管理医学研究会として躊躇を覚えつつも設立の是非について検討を重ねてまいりました。「医学の成果を根拠として、人類が直面する危機の軽減除去の方法論を探究する」と言う切り口は、人類社会に必要な社会課題提示や、解決の方法論の具現化にとって有用性が高い。特に感染症の脅威にさらされてきた記憶が新しい現在、その有用性は稀有な「時」を得ているであろうという結論に達しました。

     

    今後、一般社団法人日本危機管理医学会は、その有用性を意識しつつ、我々の立ち位置で、人類の歴史と社会に価値の創出をし続けることをそのミッションとして活動してまいります。新たな形での再出発にあたり、ぜひご参加、ご共同賜りたく入会のご案内を差し上げます。

     

    一般社団法人 日本危機管理医学会 代表理事

     

    横倉義武

     

    当学会の考える危機管理医学の定義

    医学・生理学を根拠とし、個であれ、集団であれ、種としてであれ、人類が直面するであろう危機に対して、除去。軽減する方法を探求する学問分野とする。

    基本方針

    • 職種、信条、年齢、経歴、所属などにとらわれず、壁のない自由な討議や発信ができる場とする。 
    • 政治的にはニュートラルな立ち位置でより学術的な議論や発信、提言の作成を行う。

    沿革

    2020年11月 日本危機管理医学研究会として発足(第1回例会)

    2021年1月  第一回の研究会を第2回例会1月28日に開催

     「台湾におけるSARS後の防疫整備およびCOVID-19の対応」

    羅 一鈞 先生 ( 台湾CDC副センター長)

    「COVID-19感染対策のための地域医療防システム」

       張 必正 先生 (台湾医師会 事務局長代理)

      以降、基本的には2か月ごとに例会(研究会)を開催

    2024年6月 一般社団法人日本危機管理医学会として改組

  • 代表理事のご紹介

    横倉義武 第68代 世界医師会会長

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    福岡県出身
     
    第19代日本医師会会長。日本医師連盟委員長。第68代世界医師会会長。医学博士。
     
    昭和44年 久留米大学医学部卒業
    平成2年 福岡県医師会理事
    平成11年 中央社会保険医療協議会委員
    平成18年 福岡県医師会会長
    平成22年 日本医師会副会長
    平成24年 日本医師会会長
    平成29年 アジア大洋州医師会連合会長
    平成29年 世界医師会会長
     
     
  • 第1回 日本危機管理医学会学術総会

    第1回 日本危機管理医学会学術総会を開催いたします。

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    日時 2025年2月15日、16日

    場所 福岡県医師会館

    詳細はホームページにて

     

  • 提言・案内(一般公開)

    当学会および前身の研究会からの提言をご覧いただけます。

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    市民向けパンフレット「国民のひとりひとりが相手を思いやれる感染対策」

    2021年9月3日

    変異を続ける新型コロナウイルス感染症は、最新の研究によると、今までの対策のままでは多くの感染者が出ることがわかりました。また若い人の中にも感染が広がっており、重症患者が多数出ている状況です。このままでは誰もが重症化するリスクが高くなり、家族、友人、同僚を助けることもできない状況です。先日は妊婦さんの痛ましいニュースもありました。猛威を振るうこの感染症に、自分自身が感染するリスクも高いことを十分に認識した上で、こちらのパンフレットの情報をもとに対策をしていきましょう。

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    緊急提言:新型コロナウイルス感染症収束にむけて

    2021年8月20日

    日本危機管理医学研究会では、医学的な視点だけでなく、命を守る視点を中心に、コロナ 陽性患者であってもなくても、1人の命も取りこぼすことないように、命を守るための提言 をします。 ワクチン接種は広がり、治療薬ができるまであと一歩です。 国民が前向きに 考え、行動できる社会のために、一緒に考えていきます。

  • 過去の活動(会員限定)

    過去に開催された研究会の内容をご覧いただけます。

    *閲覧は会員のみの限定です。

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    第12回

    2022年11月10日

    第12回の内容をご覧いただけます。

    「人工知能技術と、未来の医療を考える」
     沖山 翔 先生 (アイリス株式会社代表取締役)

    「VRを活用した医療教育の取り組み〜臨床実習をシェアする未来に向けたプラットフォーム構築について」
     細木 豪 先生 (株式会社ジョリーグッド エグゼクティブ・プロデューサー、ビジネスプロデュース局
     営業戦略部 部長AMED 第5回医療研究開発革新基盤創成事業(CiCLE)採択事業 統括責任者)

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    第11回

    2022年7月8日

    第11回の内容をご覧いただけます。

    「新型コロナウイルスの流行と地域連携の推進」
     髙山 義浩 先生 (沖縄県立中部病院感染症内科・地域ケア科 副部長)

    「COVID-19が『COVID-19診療を行っていない一医療機関』に与えた影響、特に一般急性期医療及び在宅医療への影響」
     小豆畑 丈夫 先生 (医療法人青燈会 小豆畑病院 理事長・病院長 兼 救急・総合診療科部長)

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    第10回

    2022年5月20日

    第10回の内容をご覧いただけます。

    「サリン事件への医療の対応 ~聖路加と防衛省2つの現場から」

     石松 進一 様 (聖路加病院第11代目院長、日本救急医学会専門医・指導医、日本集中医療医学会専門医)

     竹村 洋典 様 (東京女子医科大学 総合内科学・総合診療科分野教授)

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    第9回

    2022年3月11日

    第9回の内容をご覧いただけます。

    「病院運営における情報セキュリティについて」

     佐山 亨史 様 (テクマトリックス株式会社 セキュリティ研究所 所長)

    「医療DX時代の通信とセキュリティ~11年目の311にあたって」

     川森 雅仁 様 (慶応義塾大学 大学院 政策・メディア研究科 特任教授)

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    第8回

    2022年1月14日

    第8回の内容をご覧いただけます。

    「サリン、ノビチョク、硫酸」

     濱田 昌彦 様 (元陸上自衛隊 化学学校副校長、㈱重松製作所主任研究員、CBRN防護アドバイザー)

    「日本のNBC災害対策の現状・課題 -地下鉄サリン事件対応の経験から- 」

     中村 勝美 様 (元陸上自衛隊 研究本部特殊武器研究室長)

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    第7回

    2020年11月13日

    第7回の内容をご覧いただけます。

    「いのちを守るリスクコミュニケーション:インフォメーションとディスインフォメーションの戦い」

    島田 久仁彦 様 (国際ネゴシエーター、(株)KS International Strategies CEO、環境省参与)

    「『国家の危機管理』としての感染症危機管理活動における臨床医療機能の位置づけと役割」

    阿部 圭史 先生 (前WHO健康危機管理官、アジア・パシフィック・イニシアティブ客員研究員)

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    第6回

    2021年9月11日

    第6回の内容をご覧いただけます。

    『コロナで明らかになった世界のパンデミック対策の問題と、その国際システムの改革に関する議論の最先端の状況』

    馬渕  俊介 様 (2020-21年コロナ対応検証独立パネル事務局メンバー/ビル&メリンダ・ゲイツ財団  シニアアドバイザー)

     

    『災害医療支援とcovid-19 ~政治と科学の狭間を超えて~』

    乗竹  亮治 様 (日本医療政策機構 理事・事務局長/CEO)

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    第5回

    2021年7月9日

    第5回の内容をご覧いただけます。

    『感染症に強い地域社会をめざして コロナ危機の夜明け』

    髙山 義浩 先生 (沖縄県立中部病院)

     

    『レジリエンスを備えたコロナ対応 2つの視座から(アメリカ留学と岩手県庁)』

    高橋 宗康 先生 (岩手県庁 医療主幹)

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    第4回

    2021年5月14日

    第4回の内容をご覧いただけます。

    『京都発、自宅療養者を守れ!新型コロナ訪問診療チーム』

    守上 佳樹 先生 (医療法人双樹会 よしき往診クリニック 院長)

     

    『現地かかりつけ医(GP)から見た新型コロナ禍における英国の医療』

    澤 憲明 先生 (英国GP(General Practitioner))

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    第3回

    2021年3月12日

    第3回の内容をご覧いただけます。

    『医療現場の危機を乗り越え国民の生命と健康を守る』
    横倉 義武 先生(日本医師会名誉会⾧)

     

    『新型コロナウイルス感染症から日本の医療政策を考える』
    自見 はなこ 様 (参議院議員、小児科専門医・認定内科医、前厚生労働大臣政務官)

     

    『ダイアモンドプリンセス号とJMAT活動』
    石川 広己 先生 (鎌ケ谷市医師会副会長、前日本医師会災害救急担当常任理事)

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    第2回

    2021年1月8日

    第2回の内容をご覧いただけます。

    『台湾におけるSARS後の防疫整備およびCOVID-19の対応(Post-SARS public health preparedness and COVID-19 response in Taiwan)』
    羅 一鈞 先生 ( 台湾CDC副センター長 Deputy Director-General, Taiwan CDC)

     

    『COVID-19感染対策のための地域医療防システム(A community healthcare based system for covid-19 containment)』
    張 必正 先生 (台湾医師会 事務局長代理 Acting Secretary General, TMA)

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    第1回

    2020年11月13日

    第1回の内容をご覧いただけます。

    研究会発足に際してのディスカッション

  • 入会のご案内

    当学会に入会をご希望の方はこちらのGoogle Formからお申し込みください。

    入会には現会員1名からの推薦と幹事会の承認が必要です。

    https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSehFvSb6pXoodkXKtjF7vo6_v8-1ll2JRExr_dA1NX-L7OrIw/viewform